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コンテンツを編集する

Ploneコンテンツの編集は、コンテンツの追加と同じ作業です。通常はコンテンツ追加用と編集用のデータ入力パネルは同じものを使用します。

当然ですが、アイテムを編集するときにはそのアイテムはすでに存在している必要があります。アイテムの[編集]タブをクリックすると、そのアイテムのデータが初期値として入ったデータ入力パネルが表示されます。

編集作業が追加作業と同じように見える簡単な例として、フォルダを編集する方法を説明します。

フォルダ用の[編集]パネルは[タイトル]と[説明]のみを入力する簡単なものです。 フォルダの[説明]は入力されない場合もあり、その場合変更されるのは[タイトル]のみです。フォルダに[説明]のテキストを設定することは、一覧の中でフォルダを見分けるために便利です。[説明]には太字、イタリックなどテキストにスタイルを適用することはできません。この制限により、Ploneはアイテムの[説明]を単純に保ちます。

ここでは例として[Butterflies]というタイトルがついているフォルダの編集画面を表示します。

フォルダの編集画面

見ての通り、必要な部分を変更して保存すると、アイテムがPloneのストレージシステムの中で更新されます。ローカルコンピュータ上でファイルの編集が何度もできるのと同じように、アイテムも繰り返し編集が可能です。Ploneでも、ローカルコンピュータの「ファイル」と同じように、個別のアイテムを別々のものとして保存することができることが理解できたと思います。しかし、そのことをあまり気にする必要はありません。Ploneはコンテンツ管理システムですので、たくさんのコンテンツが個別に編集されるという要求に応えることができます。思う存分編集してください。

最初にアイテムを追加するときとは少し違う例として、画像アイテムの編集を見てみます。画像に移動して[編集]タブをクリックして画像を編集します。画像の[編集]タブをクリックすると以下のような[画像を編集]パネルが表示されます。

画像の編集画面

ここでは[Eastern Tiger Swallowtail Butterfly]という画像を編集します。画像の[タイトル]と[説明]が変更でき、その場合「既存画像を保持」をチェックして画像をそのままにしておけます。また、「新しい画像に入れ替える」を選択すると画像を変更することもできます。

また、画面上部に[変換]タブがあります。これは特別なタブで、画像に対してさまざまな変換が実行できます。

画像の変換

このように、画像の編集は最初にコンテンツを追加する方法と少し異なりますが、さほど大きな違いはありません。

その他のアイテム用の編集パネルは、追加のためのパネルと全く同じです。

インライン編集(オプション)

インライン編集機能は最新のPlone(3.3以降)ではデフォルトで無効になっています。有効にするためには[サイト設定]→[編集]画面で[インライン編集を有効にする]をチェックしてください。

コンテンツアイテムの一般的な編集は、[編集]タブをクリックして入力領域を使って行います。[タイトル]、[説明]、[本文]のようなテキスト領域に対してはインライン編集という、素早く編集する方法があります。インライン編集はコンテンツアイテムを表示している時に使用できます([表示]タブがアクティブな状態です)。

アイテムの編集可能なテキスト部分の上にマウスが行くと、淡いボックスが編集可能なテキストを縁取ります。以下に示す画面キャプチャでは、マウスカーソルが編集可能なテキスト部分の上には ありません 。そのため、見えるのは通常の[タイトル]と[本文]のみです。

インライン編集がオフの状態

しかし、マウスが[本文]の上を移動すると、ボックスは[本文]を編集可能なものとしてハイライトします。

本文のインライン編集が可能

インライン編集ボックスが現れた後に[本文]をクリックすると、ビジュアルエディタが起動します。

本文のインライン編集を実行

文章の変更や追加を行って保存すると通常の画面に戻ります。[編集]タブをクリックしてページのための編集パネル全体を表示させるよりも、クリック回数も待ち時間も少なくて素早く編集できます。

マウスがタイトルの上にある場合も編集は可能で、インライン編集ボックスが表示されます。

タイトルのインライン編集が可能

ボックスが表示されている状態で[タイトル]をクリックすると、[保存][キャンセル]の選択が可能な、入力フィールドが表示されます。

タイトルのインライン編集を実行

タイトルを変更して保存します。インライン編集の手軽さはタイトルのような簡単なものの編集において、より意味を持ちます。