Amazon EC2 をPlone専用AMIで使う
株式会社CMSコミュニケーションズで作成したAmazon EC2用のAMI(Amazon Machine Image)の利用方法を解説します。
Jazkarta Cloud Computing
他にも、Ploneのコア開発でも有名なアメリカのボストンにあるJazkarta社が、Amazon EC2用のAMIを提供しています。 このAMIは、JazkartaのCloud Computingのページ [1] から申し込むことで無料で利用できます。
[1] | http://www.jazkarta.com/development/cloud |
Amazon EC2 立ち上げ手順
なお、AMIを利用するには、事前にAmazon Web Serviceのアカウントを取得して下さい。またAmazon EC2の利用知識も必要となります。
下記の手順でPloneサイトを立ち上げます。
- Amazon Web Serviceのアカウントを作る http://aws.amazon.com/jp/
- Amazon Web Serviceのサイトにログイン
- EC2タブへ移動
- Regionを選ぶ
- Security Groupsを作成
- EC2 Dashboardから、Launch Instanceをクリックして立ち上げ
- AMIを選択
- Instanceの種類を選択
- 名前を付ける
- キーペアを選択(又は作成)
- 前もって作っておいた、Security Groupsを選択
- 最終確認、立ち上げ
Amazon Web Serviceのサイトにログインし、アカウントタブからAmazon EC2にログインすると、下記のようなページが表示されます。
左上のNavigationメニューのサーバを設置するRegion(地域)を選択します。ここでは[Asia Pacific(Tokyo)]を選択します。
次に、Navigationメニューの[Security Groups]をクリックして、下記のようにSSHとHTTP通信を許可しておきます。[test_group]という名前で、SSHとHTTPの通信を許可しています。
通信の許可をした後、EC2 Dashboardに戻り、真ん中の[Launch Instance]ボタンをクリックしてEC2インスタンスの立上げを行います。
下記の手順で、インスタンスのウィザード画面を進めていきます。
AMIの種類を選択します。ここでは[Community AMIs]にて[cmscom]というキーワードで検索すると複数のAMIが表示されます。ここでは、Manifestに[CMScom-plone4-webnmobile-micro]と書いてある上から三番目のAMIを使用するため、その行の[Select]ボタンをクリックします。
インスタンスの種類を選択します。メモリの量などでいくつか種類がありますが、ここでは[Micro]を選択します。
サーバ名として[test]と設定します。
インスタンスと暗号化して接続するための秘密鍵、公開鍵のキーペアを指定します。キーペアを新規に作成する場合は、[Create a new Key Pair]を選択します。ここではすでに作成してあるキーペアを選択しています。
作成したインスタンスに対して接続できるポートの設定を行います。セキュリティグループとして事前に作成した[test_group]を選択します。
設定内容の最終確認を行い、問題がなければ[Launch]ボタンをクリックしてインスタンスを起動します。
インスタンスが正常に起動されたことを確認し[Close]ボタンをクリックしてウィザードを終了します。
Navigationメニューの[Instances]をクリックすると先ほど作成した[test]インスタンスが出来ています。しばらく待つと、Statusが[running]となります。 そのインスタンスをクリックすると、下記のようにインスタンスの情報が表示されます。
[Public DNS]の項目に、インスタンスに接続するためのURLが表示されています。
WebブラウザにそのURLを入力すると、下記のようにPloneサイトが表示されすぐに使えるようになります。