日付を使い理解する

コレクションとその利用に関係した日付について説明します。

選択可能ないくつかの異なる日付のタイプがあり、それらの多くは同じように思えます。そのため、どの日付を使うかについて簡単に当惑してしまいます。以下は各々の日付オプションの定義です。

定義された日付

作成日付

作成日付はそのドキュメントが作られた日付のことです。これをその誕生日、つまりそれが生まれた日として考えてもよいでしょう。オブジェクトの作成日付は変更できません。

有効日付

有効日付はオブジェクトが公開されたときの日付です。この日付はオブジェクトの編集タブの下にある日付タブを通じてカスタマイズ可能です。その一方で、これは公開日付と呼ばれることがあります(Ploneの用語体系の中の小さな矛盾)。

「作成日付」と「有効日付」はとても似ています。どちらもオブジェクトの開始時点を表現しています。どちらを使いたいかを決めるときに心に留めておくべき重要なことは、オブジェクトはそれが公開されるはるか以前に作られるかもしれないということです。ページが実際に公開されるその数週間前に、その仕掛かり中のページがあるかもしれません。ですから、どちらの日付を使うかによって、コレクションで異なる結果を得ることになります。

日付指向のコレクションでは、作成日付の代わりに「有効日付」を使うことをお薦めします。そのようにすれば、あなたのコレクションはオブジェクトが公然と見えるようになった時を基にした結果を見せてくれます。これはコレクションを見る人にとってより的を得たものです。それに、ソート順を制御するために有効日付に行ってそれを手作業で調整することができます。これは作成日付でできることではありません。

満了日付

満了日付はアイテムがもはや公然とは利用できなくなる日付を指します。この日付は有効日付と同様に編集タブを通じてカスタマイズすることもできます。デフォルトでは、オブジェクトは満了日付を持ちません。

変更日付

変更日付はオブジェクトが最後に編集された日付のことです。この日付は、最初にオブジェクトが作られた日にセットされ、オブジェクトが編集されるたびに自動的に変更されることになります。この日付をカスタマイズする方法はありません。たとえば、この一週間以内で最近変更されたページすべてを表示するために、ページにセットされたアイテムタイプ基準と一緒のソート順としてこれを使うことができます。LearnPlone.Orgのホームページの What's New一覧は、その日付基準として変更日付を使います。そのようにすると、新しく作られたドキュメントと新しく更新されたものが一覧の中に現れます。

イベント特有の日付

次の二つの日付はイベントであるオブジェクトに対してだけ当てはまります。これら二つの日付は、あなたの組織が何をしていてそして将来何をするのかを読者に知らせてくれる最近のイベントコレクションとこれからのイベントコレクションを作るのにとても効果的です。

開始日付

開始日付は単純にイベントが始まる日付のことです。

終了日付

終了日付は単純にイベントが終わる日付のことです。

日付を設定する

日付に関して当惑することは、その条件がどのようにしてセットアップされるのかということです。それらは他のいかなる基準とも違うセットアップを持ちます。まず最初に、相対日付にしたいのか、日付範囲にしたいのかを選ばなくてはなりません。

相対日付は条件文を組み立てることができるようにしてくれます。たとえば、過去5日以内に変更されたアイテムです。日付範囲はきっちりとした日付の範囲を設定できるようにしてくれることになります。たとえば、2008年1月2日から2008年2月2日までです。日付範囲は変化しない静的な日付を持つコレクションを作りたいときに役に立ちます。相対日付はそれが自分自身を自動的に更新してくれるコレクションを作れるようにしてくれるので、とても役に立つかもしれません。たとえば、最近のニュースコレクションやこれからのイベントセクションといったものです。

相対日付

相対日付オプションについて見てみると、記入すべき3つのオプションがあることがわかります。

最初のオプションは指定日です。これは基準が含むことになる日数を選べるようにしてくれます。オプションの一つは当日と呼ばれます。これを使うことは、日付範囲をその日にセットすることになります。当日を使うと、他の二つのオプションは問題ではなくなり、無視することができます。

二つ目のオプションは過去または未来です。これは将来を見ているのかそれとも過去を振り返って見ているのかを選べるようにしてくれます。

最後のオプションは以上または以内です。ここでは3つのオプションから選ぶことができます。以内は、過去または未来のどちらにせよ、当日から指定日で設定された日数までの期間内か同じ日のすべてのものを含むことができるようにしてくれます。以上は、指定された日数と同じかそれを越えたところにあるすべてのものを含むことになります。最後に、その日は指定日で指定したその日のものだけを含むことになるでしょう。たとえば、以内の代わりにその日を選ぶとすると、コレクションは(変更日付基準を使っている場合)5日前に変更されたオブジェクトだけを表示します。

もしこれで頭が混乱するようなことがあれば、次の文を選んだフィールドオプションで差し替えて読んでみて下さい。「指定日」「以上または以内」の「過去または未来」のオブジェクトを含む結果が欲しい。たとえば、「5日以内の過去のオブジェクトを含む結果が欲しい」となります。

日付範囲

日付範囲はより理解しやすいです。開始日付と終了日付はともに必須です(イベント特有の日付と混同しないでください)。日付範囲は始まりの日付と終わりの日付を入力できるようにしてくれ、それはその期間内にあるすべてのものを表示させてくれます。日付だけでなく特定の時間を指定できることも知っておいてください。