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Ploneでのユーザーアカウントとロール

Ploneサイトでアカウントを使うということは、匿名でのサイトへのアクセスと「ログイン」してWeb上で作業することが違うということを意味しています。またユーザのロールについても説明します。

Ploneサイトは、一人が属するだけの個人サイトから、何百人が関わるビジネスサイトまで様々な場所で利用されます。Ploneサイトにコンテンツを作成するユーザはそれぞれ自分のアカウントを持ちます。ユーザアカウントは名前とパスワードです。あるPloneサイトではサイトを訪れた利用者が「登録」のリンクをクリックし基本的なユーザ情報を入力するとサインアップできるようにしていることもあります。他のサイトではサイト管理者がユーザアカウントを作成し、通常利用者はそのアカウント情報の詳細をメールで受け取ります。

どのように作られたにしても、Ploneユーザアカウントがあれば、ユーザ名とパスワードを入力すればその人はログインがきでます。パスワードは大文字小文字を区別します。つまり、入力するときに大文字と小文字に注意しなくてはなりません。例えば、あなたのパスワードが「xcFGt6v」といったものであれば、その通りにタイプする必要があります。パスワードは「raccoon」や「boardwalk」といったような文字だけなく様々な文字種を含んだものが推奨されます。そうしたものは推測されにくく、より安全です。

「匿名」対「承認」されたWebアクセス

匿名でのWebアクセスと承認された(ログインした)Webアクセスの違いは重要です。

匿名でのWebアクセス

これは通常のWebアクセスになります。ブラウザにURLを入力してページを見たり、ビデオを観たり、画像を閲覧でき、ログインする必要はありません。これが匿名(アノニマス)というモードです。誰もが普通にアクセスしている状態です。スクリーン右上のログインリンクの存在に気がつくでしょう。これが見えているということはログインしていないということで、匿名でサイトを見ていることになります。下記は新しいPloneサイトのイメージです。

ログイン前のPloneの画面

承認された(ログインした)Web活動

もしサイトでクレジットカードで使ったり、その他ユーザアカウントでログインするようなサイトを使用したことがあるのなら、承認されたWebでの活動がどのようなものか経験しているでしょう。銀行のWebサイトでは口座情報を閲覧し、専用フォームに記入して振替やその他の手続きができますが、それはログインした後だからです。Ploneサイトもより洗練されたいろいろなことができる点を除けばそれほど変わりません。ユーザ、John Smithがログインしたあとの下の画像と比べてください。右上にJohn Simithの名前とログアウトのリンクがあります。ログイン後にはもっと大きな違いがあります。中央のメインエリアにはグリーンのタブが表示されます。この種のヘッダタブはログインしたユーザがサイトの一部を変更する権限があることを示しています。John Smithはメインエリアの変更権限があるわけです。グリーンのヘッダにあるタブは変更できることを示していますが、この特定のグリーンのタブインターフェースを利用することになります。以下の画面では、ユーザ、John Simithが新しいPloneサイトにログインしたことを示しています。

ログイン後のPloneの画面

ユーザのロール

同様に重要なのは、Ploneサイトにおいて異なるユーザを区別するロールです。単純なケースとして、2つのユーザロールとします。一つはメンバーでもう一つはマネージャとなります。この2つのロールの権限の違いを考えてみましょう。

メンバー

  • ログインするアカウントがあります。
  • 特定エリアにのみコンテンツを加えることができますが、それ以外の場所のものを変更することはできません。しばしば自分のコンテンツを加えることができる専用の「ホームエリア」が与えられます。
  • 匿名のサイト訪問者が閲覧可能なコンテンツを公開することはできません。自分が加えたコンテンツであってもマネージャのロールを持つ人がそれを承認し公開しなくてはなりません。

マネージャ

  • ログインするアカウントがあります。
  • サイトのどこにでもコンテンツを加えることができ、何でも変更する権限があります。
  • どんなコンテンツも公開できます。

Ploneサイトに新しいコンテンツが加えられると、ログインしたあとでどこのコンテンツを加える権限があるかの情報が表示されます。ログインしたあとで、自分の権限があるフォルダに移動すると「コンテンツ」「表示」「編集」「プロパティ」と「共有」のグリーン色のタブのある画面となります。

編集タブ

これらのタブの違いを探求することもできますが、以下に説明しておきます。

  • コンテンツ フォルダ内のアイテムを一覧表示します。
  • 表示 匿名でのアクセスのときに表示される内容です。
  • 編集 表示されるコンテンツの内容を編集します。
  • ルール コンテンツが作成、管理されたときのアクションなどのルールを管理します。
  • 共有 他のユーザとコンテンツの閲覧、編集の権限を共有する設定をします。
  • 履歴 アイテムの変更履歴を見ることができます。

この他にグリーンのタブには、表示形式、シンク追加、状態を変更するためのメニューがあります。

編集メニュー

これらについての以下に基本的な説明をしておきます。

  • 表示 表示形式(サマリービュー、テーブルビューなど)をリストから選択します。
  • 新規追加 コンテンツ(ページ、画像、イベント、フォルダなど)をリストから選択して追加します。
  • 状態 公開の状態(非公開、提出、公開など)をメニューから選択します。

これらのメニューとタブを操作することでPloneとやりとりできます。Ploneサイトの管理方法を学ぶことでこれらの機能に精通することになるでしょう。