ワークフローポリシー
ワークフローは高度なテーマです。ワークフローを利用することにより、コンテンツ制作、レビュー、および公開のプロセスをさらに厳格に管理する流れとすることができます。もしあなたが典型的な小さなPloneサイトにユーザーアカウントを持っているなら、洗練された高度なワークフローの必要はないので、おそらくワークフローポリシーに触れることはないでしょう。しかし、Ploneにこの機能が組み込まれているので利用するチャンスはあります。ワークフロー概念への導入として、新聞社のスタッフの別々のグループに分かれてWebサイトに関わる例を考えてみましょう。
- レポーター
- 記事を作成することができます。しかし審査のために提出する権限のみを持ちます。
- 編集者
- 記事を審査できます、しかし完全な公開はできません。さらなる承認の為に記事を編集し上流の審査に送ります。
- 原稿整理編集者
- 最終的な記事チェック、修正と審査、そして記事を公開します。
「ワークフローポリシー」(簡単に「ワークフロー」とも簡略することも)は、状態を変更する時に異なった人々のグループのための規制について記述します。いったんワークフローポリシーを生成したら、そのルールをWebサイトのある領域に適応する必要があります。新聞社サイトの例では、ワークフローポリシーは新しいニュースの追加を担当するレポーターのフォルダに適応されるでしょう。そしてレポーターは文章を作成し審査と承認のために提出することになります。
レポーターはサイトに記事を加えて提出します(彼らには[公開]という選択はありません)。編集者は、記事を校正したりあるいは却下するかもしれませんし、最終的な校正と公開の為に原稿整理編集者へ記事を提出します。この新聞社の例では、このポリシーは「編集校正ポリシー」と呼ぶことができるでしょう。ワークフローポリシーの設計はポリシーを定義し、サイトの特定の場所に適応することです。それはサイト管理者の仕事になります。管理者はPloneのコントロールパネルを使って「編集校正ポリシー」をサイト全体特定のサブセクションに適応します。
Ploneはいくつかの役に立つワークフローポリシー(デフォルトは単純公開ポリシー)を備えています。サイトの管理者はもっとコミュニティベースのWebサイトや企業のイントラネット向けといった独自のポリシーを必要とするかもしれません。そうなら、公開までのステップにおける各処理を学ぶ必要があるでしょうが、それはデフォルトで実装している基本的ワークフローの延長でしかありません。