現在位置: ホーム / イベントレポート / World Plone Day 2011 Tokyo / PloneのバックアップをAmazon S3へ

PloneのバックアップをAmazon S3へ

Plone4から、blobファイルのバックアップも必要となりました。それを解決するレシピ(設定プロダクト)を公開しました。その機能として、バックアップファイルをAmazon Webサービス S3(ストレージサービス)へ転送する機能も付加されています。このレシピの紹介とデモを(株)CMSコミュニケーションズ 寺田 学 (@terapyon)が行いました。

当日は、画面のを用いて実際の動作をデモしました。

紹介したレシピ

寺田自身が開発をしている、 c2.recipe.bkups3 の紹介

レシピの概要

  • collective.recipe.backup (Plone4標準) を用いたData.fsのバックアップ。内部的にはrepozoを使ってバックアップしている。
  • blobfolderのバックアップ
  • Data.fsのバックアップファイルと、blobバックアップファイルをAmazon S3に転送

必須要件

  • Plone4以降
  • SSLサポートされているPythonを使っている(Unifideinstallerの場合、without-sslを指定していないこと)
  • Amazon Web Service(AWS)のユーザアカウント
  • Amazon S3 のバケット(Bucket) (事前に作っておく)

設定方法

buildout.cfgに下記を追記:

parts =
...
bkups3

[bkups3]
recipe = c2.recipe.bkups3
use_s3 = true
aws_id = xxxxxxxxxxxxx
aws_key = xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx
bucket_name = xxxxxxxxxx
bucket_sub_folder = mysitename
sync_s3_filesfolder = true
blob_store_count = 7

上記設定後、

bin/buildout -N

を行うと、下記の実行ファイルが出来上がり、動作を実行出来る。

bin/bkups3

設定パラメータの説明

blob_bk_dir_name
ローカルバックアップフォルダ名 defalut: blobbackups
use_s3
default: false S3に転送させるときは、trueとする
aws_id
<aws access key>
aws_key
<aws secret key>
bucket_name
<S3 bucket name> Amazon S3のbucket名
bucket_sub_folder
Option: S3上のサブフォルダ名
sync_s3_filesfolder
default: true Data.fsファイルのバックアップフォルダとS3上のフォルダの同期をとるかの設定。 もし、過去のものをS3上に全て残しておく場合は、falseを設定
blob_store_count
defalut : 1 blobバックアップファイルの保存個数。多くすると以前のものへの復旧ができるが、S3のデータが多くなる。

最後に

現在RCバージョンを出しているが、多くの環境でのテストが出来ていない。使っていただきフィードバックをいただけると非常にありがたい。