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Plone Educational Symposium in Tokyo 2013

2012年02月22日に開催した「Plone Educational Symposium in Tokyo 2013 」では、スマートフォン時代のマルチデバイス時代の持続可能なWEBシステムのあり方についてや、大学などの教育機関において様々な分野で活用されているオープンソースCMS「Plone」の導入事例についてご紹介しました。

Plone Educational Symposium in Tokyo 2013

11:00 -11:45

基調講演:PC、スマートフォン、タブレットなど多様なスクリーンに対応するためのオープンソースによるWEBエコシステムとは(英語講演・通訳あり)

Gregory O'Tool

Gregory O'Toole
The Pennsylvania State University
Webmedia Technologist
Faculty, College of Information Sciences & Technology
Adjunct Faculty, College of Arts & Architecture

【お知らせ】基調講演を予定していたGreg O'Toole氏が、ご家族の事情で予定を繰り上げて米国に帰国されたため、本講演はGreg氏から提供されたプレゼンテーション原稿を基に Plone Users Group Japanメンバーによる代理で実施されました。

我々が現在触れているメディアリッチなWEBサイトは、もはや机に固定されたデスクトップPCのモニタに映っているリンクされたHTMLテキストド キュメントや画像の塊ではない。我々は今や無数のスクリーンの組み合わせで、デバイス、プラットフォーム、ブラウザ、位置情報、バージョン、ユーザー、そ して10億ギガバイト単位のデータとインタラクトしている。いつも、そして殆どどこにいてもそうした環境に我々は取り囲まれている。それは一部が人間、一 部がハードウェア、そして一部はソフトウェアであるエコシステム(生態系)。我々はそうしたユニークな状態に置かれているのだ。このセッションでは、 Ploneのようなオープンソースのコンテンツ・マネジメント・システムが持続可能なWEBエコシステムの構造にどのように適して役割を果たしているのか にフォーカスする。

In our current media-rich environment a Web site is more than a collection of relative html documents of text and images on a static desktop computer monitor. We now have an unlimited combination of screens, devices, platforms, browsers, locations, versions, users, and exabytes of data with which to interact. Our mediated atmosphere surrounds us all of the time, and in nearly every place. It is an ecosystem that is part human, part hardware, and part software. A unique condition is upon us. This talk focuses on the role of open source content management systems like Plone and how they fit into the anatomy of sustainable Web ecosystems.

 

13:00 -13:45
CMSソフトウェア「Plone」を利用した小中学校への地域貢献活動

都留文科大学
情報センター 教授、 地域交流研究センター長
杉本 光司(Sugimoto Teruji)
初等教育学科教授 鳥原正敏(Torihara Masatoshi) 

公 立大学としての設置環境もあり、本学に対する地域貢献への期待は高く、情報教育分野においても様々な実践を行っております。平成21年度から大学サーバー 内での小中学校のホームページ作成運用支援を始めました。また、昨年度からは初等教育学科の美術教室と連携し、子どもたちの作品や活動の状況をデータベー ス化し、身近な場所や離れた地域を、専用データベース運用システムを共有することで、コミュニケーション活動による双方向な交流実践を通して、子どもたち の心や感性の変化を研究・理解し、より良い学習の場作りの模索と同時に、子どもたちの自己表現力、コミュニケーション能力向上に寄与できるプログラムにつ いて研究を行っています。

 

14:00 -14:45
Plone4を利用した熊本大学公式Web/教職員Webサイトの再構築

熊本大学
熊本大学 総合情報基盤センター 准教授 永井 孝幸 (Nagai Takayuki)
熊本大学eラーニング推進機構 技術補佐員 坂本 瑞穂 (Sakamoto Mizuho)
熊本大学eラーニング推進機構 技術補佐員 伊澤 睦 (Isawa Makoto)
熊本大学eラーニング推進機構 准教授 松葉 龍一 (Matsuba Ryuichi)  

熊 本大学では、所有者による情報の管理更新、安定かつ活発な情報発信を目的とし、Plone4を利用した公式ウェブサイトと教職員向け情報提供サイトのシス テム統合を図った。ユーザ管理、ユーザ権限設定によるコンテンツ管理、編集ワークフローに基づいた承認機能など、Plone4は高機能かつ有用なシステム であるが、本質的に異なるサイトの利用者ニーズの吸収、情報提供者の利便性確保には、いくつかのカスタマイズも必要であった。
本講演では、構築システムの概要、CSSカスタマイズ等も含めた実装機能、セキュリティ確保の他、大学ウェブサイトとして利用するためのシステム連携、安定運用のための環境整備ほかについて述べる。

 

15:00 -15:45
大阪大学におけるPloneの活用事例

大阪大学
クリエイティブユニット副ユニット長・教授 竹村治雄 (Haruo Takemura)
クリエイティブユニット准教授 伊藤雄一 (Yuichi Itoh)

大 阪大学ではオープンソースCMSであるPloneを用いて,大学公式サイトを始め,学内構成員向けポータルなどの各種ウェブサイトを構築している.たとえ ば公式ウェブサイトでは,Ploneのワークフロー管理システムを有効活用し,部署単位の更新活動を円滑に進めているのに加え,日英ページの完全一対一対 応を実現している.また学内構成員向けポータルサイトでは,学生・教職員など,構成員のプロパティに応じた情報提示を行っている.本発表では,その実装の 詳細について述べるとともに,学内のその他のPlone利用サイトを含め実際の運用事例の詳細について述べる.

 

16:00 -16:45
Plone4による学士課程授業支援

お茶の水女子大学
教育開発センター 講師 石田 千晃 (Chiaki Ishida)

お茶の水女子大学で は、2012年5月より全額統合認証システム、および時間割システム(alagin)と連動させPloneによる学修支援を開始した。大学側の情報発信だ けではなく、授業で学生と教員、学生と学生が情報交換をする空間としてのPloneの使い方を紹介する。

 

日時・会場

2013年02月22日(金)11:00 - 17:45

明星大学 日野キャンパス
多摩モノレール 「中央大学・明星大学駅」から大学まで直結。会場まで徒歩6分

以上