Plone4Book - Ploneの知りたいことがわかる
エンタープライズCMS Plone
最初から規模の大きなサイトのコンテンツ・マネジメントに耐えうるように設計されている
監 修:株式会社CMSコミュニケーションズ
著 者:鈴木 たかのり、寺田 学、永井 孝、中西 直樹、堀田 直孝、本多 重夫、本多 誉子、間中 宏修、安田 善一郎
ISBN:978-4-903408-02-6
価 格:3600円(税抜き)
版 型:B5変型版
頁 数:388
発売日:2011年10月
現在では、オープンソース、商用を含めさまざまなCMS があります。MovableTypeやWORDPRESS といったブログ用として開発されたアプリケーションもCMS の1つと言えます。コンテンツの登録も公開も同一人物で行うような小さな組織で、全体で10 ページ程度のサイトであれば、それでも十分実用になるでしょう。しかし、数百、数千点のプロダクトを紹介するような製品カタログサイトや、企業内で 1,000 人のユーザがセールスツールを効果的に共有することを目的としたり、コンテンツごとのアクセス制限を設けるようなエンタープライズレベルの要求に応えるこ とはできません。つまりCMS といっても、サイトの規模やサイトに掲載する情報をマネジメントする組織の規模などによって適切に選択する必要があるわけです。
Plone はプログラミング言語Python とWeb フレームワークとなるZope 上で開発されており、パッチワークのような動作環境となるCMS とは一線を画しています。つまりPlone は、最初から規模の大きいサイトのコンテンツ・マネジメントに耐えうるように設計されているのです。それが「Plone はエンタープライズ指向である」ということです。
とは言っても、Plone を利用することでメリットが得られるのは大規模なサイトだけではありません。中小規模のサイトであっても、Plone の柔軟なコンテンツ管理機能や認証機能、ユーザマネジメント機能から大きなアドバンテージを得ることができます。
本書は、このエンタープライズ指向オープンソースCMS として知られるPlone の最新版であるPlone 4の紹介および使い方を解説する本です。Plone を初めて使うという方でも迷うことのないようにインストールからやさしく解説するとともに、すでにPlone を使っているという方にも有用な情報を提供するようにしています。
Plone の開発は、世界各地でオープンソースとして進められており、欧米をはじめ広く普及しています。しかしながら、日本語で読めるドキュメントが少ないため、日本ではPlone の使用が敬遠されることも少なくありません。商用CMS に負けない強力な機能を備え、一般的なWeb サイト用CMS としてはもちろんのこと、社内イントラネットへの適用など、さまざまな応用が可能なアプリケーション、それがPlone です。このPlone の最新版の使い方を紹介し、導入の手助けをするのがこの本の目的です。
この機会に本書を入手し、パワフルなWeb サイト作成ツールとして、Plone を活用してみませんか?
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